漢方

漢方の世界へようこそ!

薬剤師 大貫 充隆
薬剤師大貫 充隆
日本の漢方とは、今から三千年前古代中国の経験医術から生まれ、漢民族独特の自然哲学、即ち「陰陽五行説」による生命観と疾病観によって体系化された古代中国医学が、我が国に継承され風土と民族に溶け合うように磨き上げられて成長してきた伝統医学です。
漢方と現代医学の違いとは、考え方の次元を異にしており一概に言えませんが、ザックリと言えば、現代の医学が「診療」→「病名の決定」→「治療」という過程を経るのに対し、漢方では「証の決定」に全力を傾注します。つまり「証の決定」が即ち「治療」となり、「病名」という概念はありません。例えば、漢方的には「風邪」という考え方はなく、悪寒・発熱・咳・喉痛などの複合症状により「葛根湯の証」なのか「桂枝湯の証」なのか「他の証」なのかを見極めます。
では、「証の決定」とは一体なんでしょう?「証」とはその時の、その人の「食欲・発汗・排便・睡眠・冷え・のぼせ・むくみ」等の状態であり、一般的に経過と共に変化します。それらを「漢方的なモノサシ」で総合的に判断、決定します。つまり、漢方の世界では、一見すると同じような症状でも「その証」により服用する漢方は千差万別です。言ってみれば、オーダーメイドにより原因から取り除いて改善する。そこに漢方の本領があるのです。
服用はお腹の空いている時に!

漢方薬は食事をしてから2時間後から
食事の1時間前の間に服用するようにしてください。
通常は午前10時・午後3時・就寝前の1日3回の服が基本になります。
空腹時に服用と言うのは食後服用に比べて忘れやすいですが、
薬効を最大限に引き出すためには重要なことなのです。

服用例
朝食漢方薬午前10時頃昼食漢方薬午後3時頃夕食漢方薬就寝前
当店はJPS漢方薬を取り扱っています。
当店はJPS漢方薬を取り扱っています。
JPSの漢方薬はなぜ良く効くの?
漢方薬の原料となる生薬は草根木皮で産地の地質や天候の影響を受けやすく、同じ生薬でも有効成分の含有量などに違いが生じる事が少なくありません。また漢方薬は数種類の生薬を配合して製剤されるため、その成分はとても複雑になります。
JPS製薬WEBサイト
原料生薬
漢方製剤は原料生薬の品質の差がそのまま効果の違いとして現れてきます。
JPS漢方薬は、長年の使用経験に裏付けられた独自の厳しい基準を設定し、原料生薬ごとに産地を指定しています。
入荷された生薬は様々な厳しい検査や試験をクリアし、漢方製剤の原料として使われています。
有効成分の抽出・濃縮
原料生薬の品質が良くても、含まれる有効成分を損なわずに抽出・濃縮することが出来なければ、効き目の良い製品はつくれません。
JPS製薬の漢方エキスは安全性と効果を求め、日本国内の自社工場で生薬の加工から製品化まで一貫して製造しております。
主な取り扱い漢方薬
  • 温経湯(うんけいとう)
  • 越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)
  • 黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)
  • 葛根湯(かっこんとう)
  • 甘草瀉心湯(かんぞうしゃしんとう)
  • 甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)
  • 桂枝湯(けいしとう)
  • 桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)
  • 桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)
  • 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
  • 桂枝芍知母湯(けいしゃくちもとう)
  • 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
  • 桂麻各半湯(けいまかくはんとう)
  • 呉茱萸湯(ごしゅゆとう)
  • 五苓散(ごれいさん)
  • 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
  • 柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
  • 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)
  • 三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)
  • 四逆散(しぎゃくさん)
  • 炙甘草湯(しゃかんぞうとう)
  • 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
  • 芍薬甘草附子湯(しゃくやくかんぞうぶしとう)
  • 小建中湯(しょうけんちゅうとう)
  • 小柴胡湯(しょうさいことう)
  • 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
  • 真武湯(しんぶとう)
  • 続命湯(ぞくめいとう)
  • 大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)
  • 大建中湯(だいけんちゅうとう)
  • 大柴胡湯(だいさいことう)
  • 大青竜湯(だいせいりゅうとう)
  • 竹葉石膏湯(ちくようせっこうとう)
  • 猪苓湯(ちょれいとう)
  • 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
  • 当帰建中湯(とうきけんちゅうとう)
  • 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
  • 人参湯(にんじんとう)
  • 麦門冬湯(ばくもんどうとう)
  • 八味地黄丸(はちみじおうがん)
  • 白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)
  • 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
  • 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
  • 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
  • 麻黄湯(まおうとう)
  • 麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)
  • 麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)
  • 麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)
  • 苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)
  • 苓桂甘棗湯(りょうけいかんそうとう)
  • 苓桂朮甘湯(りゅうけいじゅつかんとう)
  • 苓桂味甘湯(りょうけいみかんとう)